過去日記vol.1 「夢なんて、なかった」続き②
そんな夢もないまま、
大学受験の準備期間を迎えてしまい、
どこいきたいとか、何学びたいとか何もなかった、
けど祖父母の家で一緒に暮らしてみたいという想いだけは
ずっとあったので、祖父母の家の近くの大学を受けることにしました。
でも、
私には根本に致命的なことがありました。
まず、勉強ができない。
できないというか、やらない。
なぜか。
将来やりたいことも、なりたい自分もなかったから
勉強する意味が分からなかった、そして宿題をいつもぎりぎりにやったり
テストでいつも赤点を取ったりすることで親からひたすら叱られる日々が続き、
逆に反骨真で親の思い通りになりたくないと、
自らその道をどんどん突き進んでしまった。(勉強をしないのが私だ、的な謎ポリシー)
結果、高校時代はぎりぎり停学等はまのがれつつ、友達とひたすら遊び、
いつしか勉強の仕方が分からない人間になってしまってた。
親がどうこう以前に、自分にとって損な道を進んでた。
なので、いざ受験勉強だ、といくら意気込んでも
どう勉強したら成績が上がるのか、わからず勉強してしまいました。
そしてもう一つが、大学に行く理由が分からない。
高校時代の私にとって、大学は未知な世界でした。
でも、結構多くの友達は大学に行くこと自体の意味について話す子は少なくて
大半の子はどこの大学を受けるのか、が焦点。
大学に行くことは当たり前です。
でも、人生最後の楽園?って多くの人は言うけど、
え、大学4年間を過ぎたらその後一生楽しくなくなっちゃうの?
人生ってそんなものなのかな、なぜ人は大人にならなくちゃいけないの。
早くおばあちゃんになってひっそり暮らしてたいよ。
大人になる意味も、大学に行ってその後就職する意味もわかんなくて
受験する意味がわからなくなっちゃったんです。
(今思えばそういう考えさえ周りに甘えすぎちゃってるな自分、と思うけど、そんな甘い環境に居てしまっていることすら気づけなかった。)
で、見事、祖父母の家の近くの大学は、全落ち。
残ったのは、都内にある偏差値低めの大学でした。
つづく。